介護のニュース

2026.07.28

みちケア×freee勤怠管理Plusが連携、介護バックオフィスの二重入力を撲滅

介護現場の管理者や総務担当者を毎月悩ませる「シフト作成」と「勤怠管理」。

「AIがシフトを自動作成してくれるツールを導入したけれど、結局それを給与計算や勤怠管理のシステムへ手入力で移し替えている……」 「転記ミスがないか、監査(運営指導)の前になるたびにハラハラしながらダブルチェックしている……」

そんなシステム間の“分断”による二重入力のストレスを根本から解決する、強力なシステム連携が発表されました。シスタ株式会社とフリー株式会社(freee)は、介護業界のバックオフィスにおけるDX推進を目指して連携を開始。第一弾として、シスタの介護施設向けAIプラットフォーム「みちケア」と、「freee勤怠管理Plus」のシステム連携がスタートしました。

経営データと現場の運営基盤がシームレスに繋がることで、介護現場にどのような変化が起きるのか、そのメリットを詳しく解説します。

1. 転記ミス・二重入力をゼロに!自動生成したシフトをそのままfreeeへ

今回のシステム連携により、「みちケア」で自動作成したシフトデータを、一切加工することなくボタン一つで「freee勤怠管理Plus」へ取り込むことが可能になりました。

  • 「転記作業」という名のアナログ業務を撲滅: これまでは、どれだけ優れたシフト作成ツールを使っても、勤怠管理システム側へデータを手入力したり、CSVファイルをエクセルで加工してインポートしたりする手間が発生していました。この構造的な課題が解消されます。

  • 計算ミスのリスクを完全排除: コピペや打ち間違いによる転記ミスが物理的に発生しなくなるため、毎月のチェックにかかっていた総務・管理者の時間を大幅に削減できます。

2. 今後の「監査対応の強化」を見据えた、確実な運営基盤の構築

介護報酬改定や相次ぐ法改正にともない、行政による監査(運営指導)での「勤務体制や人員配置基準のチェック」は年々厳格化しています。

  • 改ざんのない、クリーンなデータを一元管理: 現場が作成したシフトと、実際の打刻データ、そして給与計算のベースとなる勤怠データが加工なしで直結するため、データの整合性が完璧に保たれます。

  • 監査前の“徹夜の書類整理”にサヨナラ: 「書類の数字が合わない」という事態を防ぎ、今後の監査対応の強化に対して、いつでも胸を張って正確なデータを提示できる強固なコンプライアンス基盤が手に入ります。

3. シフトだけじゃない!「施設内ルート最適化」で現場の生産性も向上

シスタが提供する「みちケア」は、単なるシフト作成ツールにとどまりません。現場のオペレーションそのものを効率化する先進的なAI機能が搭載されています。

  • 施設内ルート最適化: 作成したシフトと連動し、スタッフが施設内をどのように動けば最も効率よくケアを提供できるか、AIがルートを最適化します。

  • 深刻な人手不足への切り札に: バックオフィスの事務負担を減らす(引き算のDX)だけでなく、現場スタッフの無駄な移動や動線を減らす(足し算のDX)ことで、限られた人員でもケアの質を落とさない「高い生産性」を生み出します。

まとめ:繋がってこそ活きる、本当の介護DX

どれだけ便利なデジタルツールを導入しても、ツールとツールの間を「人間の手作業(転記)」で繋いでいては、本当の業務効率化とは言えません。

今回の「みちケア」と「freee勤怠管理Plus」の連携は、現場の運営データと経営(バックオフィス)のデータをシームレスに接続し、介護現場の深刻な事務負担を劇的に引き下げる理想的な形です。「毎月のシフトと勤怠の突合に限界を感じている」という施設長や事務責任者の方は、バックオフィスの生産性を一気に引き上げる次世代の選択肢として、検討してみてはいかがでしょうか。

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