介護のニュース

2025.07.28

介護施設向けの次世代入浴機器の共同開発

シャワーヘッド「ミラブル」などで知られる株式会社サイエンスと、全国で介護施設「そよ風」を展開する株式会社SOYOKAZEが、介護現場向けの次世代入浴機器を共同開発し、実用化を進めることを発表しました。

大阪・関西万博で大きな話題を集めた「ミライ人間洗濯機」の革新的なテクノロジーを、いよいよ超高齢社会の現場へ導入する取り組みが本格始動します。

万博の目玉技術を応用し、介護の「食・動」に続く課題を解決

介護現場における「入浴介助」は、スタッフにとって最も身体的負担が大きく、人手不足が深刻化する中での大きな課題となっています。

今回の共同開発は、万博の大阪ヘルスケアパビリオンに出展された「ミライ人間洗濯機」のコア技術であるマイクロバブル(超微細気泡)技術を応用するものです。

超微細な泡が肌の毛穴汚れやニオイの元となる物質をやさしく落とすため、介助者が高齢者の身体を強くこすって洗う必要がなくなります。

次世代入浴機器がもたらす3つのメリット

この機器の実用化により、介護現場や利用者様へ以下の効果が期待されています。

  1. 入浴介助の効率化とスタッフの負担軽減

    「こすらずに洗う」ことで、介助作業にかかる時間とスタッフの腰痛などの身体的負担を劇的に削減します。

  2. ケア品質の標準化

    スタッフ個人の経験やスキルに依存することなく、どの施設でも均一で質の高い入浴サービスを安定して提供可能になります。

  3. 高齢者の健康促進と肌への優しさ

    デリケートな高齢者の肌を傷つけずに清潔に保つだけでなく、マイクロバブル特有の優れた保温効果やリラックス効果によってQOL(生活の質)の向上に貢献します。

開発スケジュール

両社は実用化に向けた開発を加速させており、まずは試験機の導入などを経て、2025年12月の実用化を目指すとしています。

将来的には、SOYOKAZEが全国に展開する介護施設「そよ風」への導入をはじめ、業界全体への普及を進めることで、人手不足に悩む介護現場の新たなインフラとなることが期待されています。

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