施設さがし
岡崎市で特養に申し込む|出し先と、196人という数字と、順番の決まり方

特養に申し込もう。
そう決めたあと、最初につまずくのが「どこに出すのか」です。
市役所なのか、施設なのか。1か所でいいのか、何か所も出すのか。
名前は聞いたことがあっても、手続きの入口が見えない。私も最初はそうでした。
今日は、岡崎市の場合を順を追って書きます。
豊田市の場合は、別の記事にまとめてあります。
申込先は、市役所ではなく施設です
岡崎市の案内にも、はっきり書かれています。
「入所を希望する施設に直接申し込み、契約を締結します」
あわせて「順番待ちが必要な施設もあります。詳しくは各施設にお問い合わせください」とも。
つまり、出す相手は入りたい施設そのものです。
そして、希望する施設が3つあるなら3か所に出します。
1枚で市内に回る仕組みではありません。
申込書の様式は施設ごとです。岡崎市の共通様式があるかを探しましたが、公開されているものは見つかりませんでした。
受け取りに行くとき、何を添えるのかを一緒に確認しておくと、二度手間になりません。
ケアマネジャーがついている方は、どこに出すかの相談から一緒にしてもらえます。
入れるのは原則、要介護3から
岡崎市のページにも「原則、要介護3以上のかたが利用できます」とあります。
ただ、申し込みそのものは要介護1から受け付けている施設もあります。
市内の社会福祉法人のサイトにも、入居は原則要介護3以上だが申込は要介護1から可能、と書かれていました。
要介護1・2の方が実際に入所するには、特例入所という枠を使うことになります。
認知症があって日常生活に支障が出ている、ひとり暮らしで支援が期待できない。そうした事情を見て判断されます。
ここは自己判断せず、ケアマネジャーか施設に聞いてみてください。
待っているのは、市内で196人
「どのくらい待つんですか」
いちばん気になるところだと思います。
愛知県が数年ごとに待機者数を調べていて、2026年4月1日時点で岡崎市は196人でした。
県全体では2,970人。3年前の調査より500人以上減っています。
数えているのは、要介護3〜5で早期の入所を希望している方です。
いくつもの施設に申し込んでいても1人として数え、すでに老健などに入っている方は除いています。
ですので、196人は「いま実際に順番を待っている岡崎市の方」に近い人数です。
ただ、この数字が分かっても、ご自身の順番までは分かりません。
順番の決め方は、施設ごとに違うかもしれません
愛知県には「特別養護老人ホーム標準入所指針」があります。
心身の状況、家族の状況、在宅生活の困難度。この3つを見て順番を決める、という考え方です。
ところが、岡崎市はこの指針の対象外になっています。
では市独自の指針があるのかというと、公開されているものは見つかりませんでした。
つまり、順番の決め方は施設ごとに違う可能性があります。
だからこそ、申し込むときに聞いておく意味があります。
「どういう基準で順番が決まりますか」
遠慮する必要はありません。
小さい特養は、岡崎市民だけが入れます
特養には、定員29人以下の小規模なタイプがあります。地域密着型といいます。
岡崎市の案内には「原則として、岡崎市に住んでいるかたのみ利用できます」とあります。
市外の方と枠を取り合わないぶん、選択肢として覚えておく価値があります。
ただ、このタイプは増えにくいのが実情です。
市は令和8年度の整備として1か所29床を公募しましたが、手を挙げる事業者がなく、再公募の予定もないと公表されています。
「待っていれば枠が増える」とは、考えないほうが現実的かもしれません。
待っているあいだに、できること
申し込んだあとは待つだけ。
そう思ってしまうと、時間がもったいないです。
1)状況が変わったら、必ず施設に伝える
要介護度が上がった、介護していた家族が入院した、ひとり暮らしになった。
こうした変化は順位に関わります。申し込んだときのままだと、実態より軽く見られたままです。
2)待つあいだの受け皿を決めておく
特養が空くまでのつなぎになる選択肢はあります。家族が倒れてから探すと、選ぶ余裕がありません。
3)お金の見通しを立てておく
特養は比較的安いとはいえ、月々の負担はあります。
負担限度額認定という制度を使えるかどうかで、金額がかなり変わります。
まとめ
申込先は市役所ではなく、入りたい施設それぞれ
原則は要介護3以上。申込だけなら要介護1から受け付ける施設もある
岡崎市の待機者は196人(2026年4月時点)
県の指針の対象外で、市の指針も公開されていない。決め方は施設に聞く
定員29人以下の特養は、原則として岡崎市民だけ
待つあいだに、状況の変化を伝える・受け皿を決める・お金を見ておく
申し込みそのものは、やってみれば1時間ほどで終わります。
迷っている時間のほうが、長くなりがちです。
まずは気になる施設に電話して、申込書をもらうところから始めてみませんか。
次回は、安城市の場合を書きます。
※この記事は2026年10月時点の情報です。制度の運用は変わることがあります。実際の手続きは、入所を希望する施設と岡崎市の窓口にご確認ください。
新着情報一覧へ戻る
同じテーマの記事
施設さがし
2025.05.19 ケアマネージャー視点で見る!施設見学のチェックポイントとは?
施設さがし
2025.05.28 【退院後すぐに入居したい】高齢者向け介護施設の選び方ガイド
施設さがし
2025.05.31 【病気があっても入居できる?】介護施設への入居と健康状態について
施設さがしのご相談はこちら(無料)
お住まいの地域から施設をさがす