施設さがし

2026.10.15

岡崎市で特養に申し込む|出し先と、196人という数字と、順番の決まり方

特養に申し込もう。

そう決めたあと、最初につまずくのが「どこに出すのか」です。

市役所なのか、施設なのか。1か所でいいのか、何か所も出すのか。

名前は聞いたことがあっても、手続きの入口が見えない。私も最初はそうでした。

今日は、岡崎市の場合を順を追って書きます。

豊田市の場合は、別の記事にまとめてあります。

申込先は、市役所ではなく施設です

岡崎市の案内にも、はっきり書かれています。

「入所を希望する施設に直接申し込み、契約を締結します」

あわせて「順番待ちが必要な施設もあります。詳しくは各施設にお問い合わせください」とも。

つまり、出す相手は入りたい施設そのものです。

そして、希望する施設が3つあるなら3か所に出します。

1枚で市内に回る仕組みではありません。

申込書の様式は施設ごとです。岡崎市の共通様式があるかを探しましたが、公開されているものは見つかりませんでした。

受け取りに行くとき、何を添えるのかを一緒に確認しておくと、二度手間になりません。

ケアマネジャーがついている方は、どこに出すかの相談から一緒にしてもらえます。

入れるのは原則、要介護3から

岡崎市のページにも「原則、要介護3以上のかたが利用できます」とあります。

ただ、申し込みそのものは要介護1から受け付けている施設もあります。

市内の社会福祉法人のサイトにも、入居は原則要介護3以上だが申込は要介護1から可能、と書かれていました。

要介護1・2の方が実際に入所するには、特例入所という枠を使うことになります。

認知症があって日常生活に支障が出ている、ひとり暮らしで支援が期待できない。そうした事情を見て判断されます。

ここは自己判断せず、ケアマネジャーか施設に聞いてみてください。

待っているのは、市内で196人

「どのくらい待つんですか」

いちばん気になるところだと思います。

愛知県が数年ごとに待機者数を調べていて、2026年4月1日時点で岡崎市は196人でした。

県全体では2,970人。3年前の調査より500人以上減っています。

数えているのは、要介護3〜5で早期の入所を希望している方です。

いくつもの施設に申し込んでいても1人として数え、すでに老健などに入っている方は除いています。

ですので、196人は「いま実際に順番を待っている岡崎市の方」に近い人数です。

ただ、この数字が分かっても、ご自身の順番までは分かりません。

順番の決め方は、施設ごとに違うかもしれません

愛知県には「特別養護老人ホーム標準入所指針」があります。

心身の状況、家族の状況、在宅生活の困難度。この3つを見て順番を決める、という考え方です。

ところが、岡崎市はこの指針の対象外になっています。

では市独自の指針があるのかというと、公開されているものは見つかりませんでした。

つまり、順番の決め方は施設ごとに違う可能性があります。

だからこそ、申し込むときに聞いておく意味があります。

「どういう基準で順番が決まりますか」

遠慮する必要はありません。

小さい特養は、岡崎市民だけが入れます

特養には、定員29人以下の小規模なタイプがあります。地域密着型といいます。

岡崎市の案内には「原則として、岡崎市に住んでいるかたのみ利用できます」とあります。

市外の方と枠を取り合わないぶん、選択肢として覚えておく価値があります。

ただ、このタイプは増えにくいのが実情です。

市は令和8年度の整備として1か所29床を公募しましたが、手を挙げる事業者がなく、再公募の予定もないと公表されています。

「待っていれば枠が増える」とは、考えないほうが現実的かもしれません。

待っているあいだに、できること

申し込んだあとは待つだけ。

そう思ってしまうと、時間がもったいないです。

1)状況が変わったら、必ず施設に伝える

要介護度が上がった、介護していた家族が入院した、ひとり暮らしになった。

こうした変化は順位に関わります。申し込んだときのままだと、実態より軽く見られたままです。

2)待つあいだの受け皿を決めておく

ショートステイ、老健、小規模多機能。

特養が空くまでのつなぎになる選択肢はあります。家族が倒れてから探すと、選ぶ余裕がありません。

3)お金の見通しを立てておく

特養は比較的安いとはいえ、月々の負担はあります。

負担限度額認定という制度を使えるかどうかで、金額がかなり変わります。

まとめ

  • 申込先は市役所ではなく、入りたい施設それぞれ

  • 原則は要介護3以上。申込だけなら要介護1から受け付ける施設もある

  • 岡崎市の待機者は196人(2026年4月時点)

  • 県の指針の対象外で、市の指針も公開されていない。決め方は施設に聞く

  • 定員29人以下の特養は、原則として岡崎市民だけ

  • 待つあいだに、状況の変化を伝える・受け皿を決める・お金を見ておく

申し込みそのものは、やってみれば1時間ほどで終わります。

迷っている時間のほうが、長くなりがちです。

まずは気になる施設に電話して、申込書をもらうところから始めてみませんか。

次回は、安城市の場合を書きます。

※この記事は2026年10月時点の情報です。制度の運用は変わることがあります。実際の手続きは、入所を希望する施設と岡崎市の窓口にご確認ください。

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