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2026.10.14

要介護3になったら、特養に申し込めます|豊田市での出し先と、順番の決まり方

要介護3。

区分変更の結果を見て、ケアマネジャーからこう言われた方もいるのではないでしょうか。

「特養に申し込めるようになりましたよ」

でも、特養と言われてもピンとこない。老人ホームとどう違うのか、どこに言えばいいのか、分からない。

介護施設は種類が多くて、名前だけでは中身が見えません。私も最初はそうでした。

今日は、豊田市で特養に申し込むときの話を、順を追って書きます。

まず、特養とはどんな施設か

特養は、正式には特別養護老人ホームといいます。介護老人福祉施設とも呼ばれます。

公的な施設なので、民間の有料老人ホームにくらべて費用が抑えられます。

そのかわり、入れるのは原則として要介護3以上の方です。

安くて、終のすみかにできる。だから希望する方が多く、申し込んですぐ入れるとは限りません。

ここが、特養という施設のいちばんの特徴です。

施設の種類ごとの違いは、別の記事にまとめてあります。あわせて読んでみてください。

申込書は、施設ごとに出します

「市役所に行けばいいですか」

そう思われる方もいますが、提出先は入りたい施設です。

豊田市内の特養では「豊田市内特別養護老人ホーム入所申込書」という様式が使われています。市の名前がついていますが、出す先は各施設の施設長あてです。

そして大事なのが、希望する施設が3つあるなら、3か所それぞれに出すということ。

1枚出せば市内の施設に回る、という仕組みではありません。

手間に感じるかもしれません。

ただ、複数に出しておくほうが順番は回ってきやすくなります。

申込書には介護保険証の写しなどを添えます。必要な書類や様式は施設によって少し違うことがあるので、受け取りに行くときに確認しておくと安心です。

ケアマネジャーがついている方は、どの施設に出すかの相談から一緒にしてもらえます。ひとりで抱えなくて大丈夫です。

要介護1・2でも、道がないわけではありません

原則は要介護3以上。

ただし、特例入所という例外があります。

申込書の様式にも、特例入所にあたるかを確認する欄があって、こんな状況が挙げられています。

  • 認知症があり、日常生活に支障が出る症状や行動が頻繁にある

  • 知的障害や精神障害があり、同じような支障がある

  • 深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全を守ることが難しい

  • ひとり暮らし、または家族が高齢・病弱などで支援が期待できず、地域のサービスだけでは生活が成り立たない

ひとつでも当てはまりそうなら、要介護1・2でも相談する価値はあります。

ここは自己判断せず、ケアマネジャーか施設に聞いてみてください。

順番は、申し込んだ順ではありません

これが、いちばん誤解の多いところです。

早く申し込んだ人から順に入れるわけではありません。

施設の委員会が、必要性の高さを見て順番を決めます。

愛知県が定めている標準入所指針では、次の3つを見ることになっています。

  1. ご本人の心身の状況

  2. 家族や介護者の状況

  3. 在宅での生活の困難度

この3つのうちいくつ当てはまるかでグループ分けし、3つとも当てはまる方から順に決まっていく、という考え方です。

ただし、豊田市と岡崎市は、この県の指針の対象外になっています。市として別の運用があるということです。

だからこそ、施設に直接たずねるのがいちばん確実です。

申込書には「入所順位の決定方法について、施設から説明を受けました」という同意欄があります。

裏を返せば、説明を受ける権利があるということ。

遠慮せず「どういう基準で決まりますか」と聞いてみてください。

待っている人は、何人くらいいるのか

「何人待っていますか」

施設に電話すると、まず聞きたくなる質問です。

愛知県は数年ごとに、特養の待機者数を調べて公表しています。

2026年4月1日時点で、豊田市は209人。県全体では2,970人でした。

数えているのは、要介護3〜5で早期の入所を希望している方です。いくつもの施設に申し込んでいても1人として数え、すでに老健などに入っている方は除いています。

つまり209人は、いま実際に順番を待っている豊田市の方に近い人数です。

ただ、この数字が分かっても、ご自身の順番までは分かりません。

順番は申込順ではないからです。

施設に聞くときは、「何人待っていますか」より「うちのような状況だと、どのくらいが目安ですか」。

こちらのほうが、現実的な答えが返ってきます。

待っているあいだに、できること

申し込んで、あとは待つだけ。

そう思ってしまうと、時間がもったいないです。

1)状況が変わったら、必ず施設に伝える

要介護度が上がった、介護していた家族が入院した、ひとり暮らしになった。

こうした変化は順位に関わります。申し込んだときのままになっていると、実態より軽く見られたままです。

2)待つあいだの受け皿を決めておく

ショートステイ、老健、小規模多機能。

特養が空くまでのつなぎになる選択肢はあります。家族が倒れてから探すと、選ぶ余裕がありません。

3)お金の見通しを立てておく

特養は比較的安いとはいえ、月々の負担はあります。

負担限度額認定という制度を使えるかどうかで、金額がかなり変わります。

まとめ

  • 特養は公的な施設で費用は抑えめ。そのぶん待つ人が多い

  • 申込書は市ではなく、入りたい施設それぞれに出す

  • 原則は要介護3以上。1・2でも特例入所の道はある

  • 順番は申込順ではない。決め方は施設に聞いていい

  • 豊田市の待機者は209人(2026年4月時点)。ただし順番は申込順ではない

  • 待つあいだに、状況の変化を伝える・受け皿を決める・お金を見ておく

申し込みそのものは、やってみれば1時間ほどで終わります。

迷っている時間のほうが長くなりがちです。

まずは気になる施設に電話して、申込書をもらうところから始めてみませんか。

次回は、岡崎市の場合を書きます。同じ愛知県でも、市が変わると勝手が違います。

※この記事は2026年10月時点の情報です。制度の運用は変わることがあります。実際の手続きは、入所を希望する施設と豊田市の窓口にご確認ください。

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