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要介護3になったら、特養に申し込めます|豊田市での出し先と、順番の決まり方

要介護3。
区分変更の結果を見て、ケアマネジャーからこう言われた方もいるのではないでしょうか。
「特養に申し込めるようになりましたよ」
でも、特養と言われてもピンとこない。老人ホームとどう違うのか、どこに言えばいいのか、分からない。
介護施設は種類が多くて、名前だけでは中身が見えません。私も最初はそうでした。
今日は、豊田市で特養に申し込むときの話を、順を追って書きます。
まず、特養とはどんな施設か
特養は、正式には特別養護老人ホームといいます。介護老人福祉施設とも呼ばれます。
公的な施設なので、民間の有料老人ホームにくらべて費用が抑えられます。
そのかわり、入れるのは原則として要介護3以上の方です。
安くて、終のすみかにできる。だから希望する方が多く、申し込んですぐ入れるとは限りません。
ここが、特養という施設のいちばんの特徴です。
施設の種類ごとの違いは、別の記事にまとめてあります。あわせて読んでみてください。
申込書は、施設ごとに出します
「市役所に行けばいいですか」
そう思われる方もいますが、提出先は入りたい施設です。
豊田市内の特養では「豊田市内特別養護老人ホーム入所申込書」という様式が使われています。市の名前がついていますが、出す先は各施設の施設長あてです。
そして大事なのが、希望する施設が3つあるなら、3か所それぞれに出すということ。
1枚出せば市内の施設に回る、という仕組みではありません。
手間に感じるかもしれません。
ただ、複数に出しておくほうが順番は回ってきやすくなります。
申込書には介護保険証の写しなどを添えます。必要な書類や様式は施設によって少し違うことがあるので、受け取りに行くときに確認しておくと安心です。
ケアマネジャーがついている方は、どの施設に出すかの相談から一緒にしてもらえます。ひとりで抱えなくて大丈夫です。
要介護1・2でも、道がないわけではありません
原則は要介護3以上。
ただし、特例入所という例外があります。
申込書の様式にも、特例入所にあたるかを確認する欄があって、こんな状況が挙げられています。
認知症があり、日常生活に支障が出る症状や行動が頻繁にある
知的障害や精神障害があり、同じような支障がある
深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全を守ることが難しい
ひとり暮らし、または家族が高齢・病弱などで支援が期待できず、地域のサービスだけでは生活が成り立たない
ひとつでも当てはまりそうなら、要介護1・2でも相談する価値はあります。
ここは自己判断せず、ケアマネジャーか施設に聞いてみてください。
順番は、申し込んだ順ではありません
これが、いちばん誤解の多いところです。
早く申し込んだ人から順に入れるわけではありません。
施設の委員会が、必要性の高さを見て順番を決めます。
愛知県が定めている標準入所指針では、次の3つを見ることになっています。
ご本人の心身の状況
家族や介護者の状況
在宅での生活の困難度
この3つのうちいくつ当てはまるかでグループ分けし、3つとも当てはまる方から順に決まっていく、という考え方です。
ただし、豊田市と岡崎市は、この県の指針の対象外になっています。市として別の運用があるということです。
だからこそ、施設に直接たずねるのがいちばん確実です。
申込書には「入所順位の決定方法について、施設から説明を受けました」という同意欄があります。
裏を返せば、説明を受ける権利があるということ。
遠慮せず「どういう基準で決まりますか」と聞いてみてください。
待っている人は、何人くらいいるのか
「何人待っていますか」
施設に電話すると、まず聞きたくなる質問です。
愛知県は数年ごとに、特養の待機者数を調べて公表しています。
2026年4月1日時点で、豊田市は209人。県全体では2,970人でした。
数えているのは、要介護3〜5で早期の入所を希望している方です。いくつもの施設に申し込んでいても1人として数え、すでに老健などに入っている方は除いています。
つまり209人は、いま実際に順番を待っている豊田市の方に近い人数です。
ただ、この数字が分かっても、ご自身の順番までは分かりません。
順番は申込順ではないからです。
施設に聞くときは、「何人待っていますか」より「うちのような状況だと、どのくらいが目安ですか」。
こちらのほうが、現実的な答えが返ってきます。
待っているあいだに、できること
申し込んで、あとは待つだけ。
そう思ってしまうと、時間がもったいないです。
1)状況が変わったら、必ず施設に伝える
要介護度が上がった、介護していた家族が入院した、ひとり暮らしになった。
こうした変化は順位に関わります。申し込んだときのままになっていると、実態より軽く見られたままです。
2)待つあいだの受け皿を決めておく
ショートステイ、老健、小規模多機能。
特養が空くまでのつなぎになる選択肢はあります。家族が倒れてから探すと、選ぶ余裕がありません。
3)お金の見通しを立てておく
特養は比較的安いとはいえ、月々の負担はあります。
負担限度額認定という制度を使えるかどうかで、金額がかなり変わります。
まとめ
特養は公的な施設で費用は抑えめ。そのぶん待つ人が多い
申込書は市ではなく、入りたい施設それぞれに出す
原則は要介護3以上。1・2でも特例入所の道はある
順番は申込順ではない。決め方は施設に聞いていい
豊田市の待機者は209人(2026年4月時点)。ただし順番は申込順ではない
待つあいだに、状況の変化を伝える・受け皿を決める・お金を見ておく
申し込みそのものは、やってみれば1時間ほどで終わります。
迷っている時間のほうが長くなりがちです。
まずは気になる施設に電話して、申込書をもらうところから始めてみませんか。
次回は、岡崎市の場合を書きます。同じ愛知県でも、市が変わると勝手が違います。
※この記事は2026年10月時点の情報です。制度の運用は変わることがあります。実際の手続きは、入所を希望する施設と豊田市の窓口にご確認ください。
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